Web限定連載
美しき世界遺産
Vol.4

【オーストラリア連邦】グレート・バリア・リーフ

旅行

2025/08/26

地球の鼓動が伝わってくるようなダイナミックな自然遺産、太古から現代まで、人の営みを物語る文化遺産。ユネスコの世界遺産のなかから、一度は見てみたい魅力あふれる世界遺産をご紹介します。

ライター
文/佐道眞左 写真/富井義夫
エリア
オーストラリア

南半球の楽園「グレート・バリア・リーフ」。ここには、多くの海洋生物が住むサンゴの森が広がる。美しきリゾートでもあるサンゴ礁地帯で、優雅な時間を満喫したい。

コバルトブルーに輝く世界最大級のサンゴ礁地帯

オーストラリア北東部沿岸の沖合に形成された「グレート・バリア・リーフ」。ここに浮かぶ約900の島々のうち約20島がアイランドリゾートだ。海の透明度が高く、彩り豊かなサンゴの森に暮らす魚たちとの出合いをダイビングなどで楽しめるほか、遊覧飛行で見渡す、青のグラデーションも感動的だ。
グレート・バリア・リーフは大小2500以上のサンゴ礁の集合体で、面積は約35万平方キロメートルと、日本の国土にも匹敵する。宇宙からもその存在を確認できるほどだ。サンゴはイソギンチャクの仲間で、岩などに体を固定して骨格を形成し、成長する。サンゴの石灰質の骨格が積み重なってできたサンゴ礁が網目模様のように繋がり、広大なリーフを形成している(写真)。

多様な海洋生物たちの“すみか”

グレート・バリア・リーフのサンゴは350種以上。サンゴの体のなかに住む褐虫藻などの生物が光合成を行うため海中に酸素が供給され、魚の栄養源であるプランクトンが繁殖。サンゴの森は魚たちのすみかとなり、1600種以上の魚類、約4000種の軟体動物、約30種のクジラとイルカ、6種のウミガメ(写真/PIXTA)など貴重な海洋生物のほか、250種近くの鳥類が生息しているという。多種多様な生物が存在し、複雑な生態系を有することなどから、グレート・バリア・リーフは1981年に世界自然遺産に登録された。

遊覧飛行で堪能する奇跡のような自然の造形

グレート・バリア・リーフのみどころに、ウィットサンデー諸島に位置するホワイトヘブンビーチとハートリーフがある。ホワイトヘブンビーチ(写真)は、ウィットサンデー島南東部に広がるビーチ。白砂の成分は硝子の原料となる小さな結晶・シリカで、歩くとキュッキュッと音がする。純白の砂地と青い海水が作り出すマーブル模様は神秘的だ。潮の干満により、その模様は美しく変化する。ハートリーフ(写真)は、ハーディーリーフのラグーンにあるハート形のボミー(サンゴの塊)。保護区域のためスノーケリングやダイビングはできないが、上空から遊覧飛行で眺められる。

探索の拠点・ハミルトン島

ホワイトヘブンビーチとハートリーフの遊覧飛行の拠点となるのは、ウィットサンデー諸島のひとつで、グレート・バリア・リーフのほぼ中央に位置するハミルトン島(写真はハミルトンハーバー)。グレート・バリア・リーフで唯一、ジェット機で乗り入れできる大規模アイランドリゾートで、遊覧飛行以外にも、マリンアクティビティーやクルーズ、ゴルフなど、アクティビティーが充実している。島の大部分を手つかずの自然が残る森が占めているため、ポッサムやワラビー、南国の野鳥たちを見かけることも(写真は大型のオウム、コカトゥー)。ゆっくり滞在して、南国の楽園リゾートを満喫したい。

 

(*世界遺産データ)

グレート・バリア・リーフ
Great Barrier Reef

●登録 1981年/自然遺産
●所在地 オーストラリア連邦クイーンズランド州

※本記事は、『J-B Style25秋号』(P52~54)を転載しています。

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