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美術館で、ホテルで、レストランで。アートに浸る新しい京都滞在の形

旅行

2023/08/24

『J-B Style 2023年秋号』でご紹介しているデザインホテルやアートレストランの特集と連動して、本記事では「京都」に着目。いまなぜ京都がアートシティとして脚光を浴びるのか?新しい京都の愉しみ方をご紹介します。

ライター
取材・文/山下紫陽 写真/田中恒太郎(ACK)、中田浩資(node hotel)、Nacasa & Partners(HOTEL ANTEROOM KYOTO エントランス)
エリア
京都府
今年になって再び海外からの観光客が増え、以前のにぎわいを確実に取り戻してきている京都。彼らが京都を訪れる理由は神社仏閣や歴史スポットばかりではない。実は京都は、世界でも有数のギャラリーを擁し、数々のアートイベントが行われる東京と並ぶアートシティ。歴史的文化遺産や古美術だけでなく、近現代アートを楽しめる美術館やギャラリーなども充実しているのだ。

京都がアートシティになった理由

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近年の京都に国内外からアート好きが集まるようになった理由のひとつには、国際美術展やアートフェアが増えたことが挙げられる。2023年に11周年を迎えた「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」や、国内外の現代アートギャラリーが集まる「Art Collaboration KyotoACK)」(写真)、アーティストが自ら企画・運営・出品する「ARTISTS’ FAIR KYOTOAFK)」など、さまざまなイベントが一年を通じて開催されており、いずれも大きな成功を収めている。

宿泊先もレストランもアートをテーマに探す

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京都には歴史ある町家や蔵、小学校の跡地などを利用したギャラリーや展示スペースなどが多いのも、アート好きにはうれしいポイントのひとつ。せっかくイベントに参加したり、アートスポットを訪ねたりするのであれば、食事処や宿泊先もアートが楽しめる施設にしたいもの。今回誌面で紹介した「node hotel」(写真)は、そんな人にうってつけ。アートコレクターの住まいをイメージしたというこのホテルには、世界各地のギャラリーやアートフェアで購入したアーティストの作品があちこちに展示されているのだ。

デザインホテルとしての愉しみ方

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誌面ではレストランを紹介した「node hotel」だが、宿泊ももちろん可能。ダイニングエリアで優雅にディナータイムを過ごして、そのままデザインコンシャスな部屋に宿泊……なんて最高の使い方もできるというわけだ。

グレーの色調でまとめられた客室は、クラシカルななかにもモダンを感じさせる落ち着いた雰囲気。そこにはゲルハルト・リヒター、バリー・マッギー、キキ・スミス、加藤 泉、大竹伸朗、杉本博司、細江英公、荒木経惟など、国内外の著名なアーティストたちの作品がしつらえられている。

パブリックスペースでのアートな催しも

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パブリックスペースでは、現代アートだけでなくデザインやファッション、音楽などの企画展やイベントが行われることも。京都市内には小規模ながらユニークなギャラリーやアート系の書店などもあるので、ぜひフロントで尋ねてみてほしい。岡崎公園周辺の美術館ではこの秋も大規模な企画展を開催予定。また、前出の国際美術展やアートフェアの開催期間中にはイベントを回る目的で滞在するゲストも多いので、宿泊するなら計画的に利用したい。

HOTEL ANTEROOM KYOTO もおすすめ

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京都には「node hotel」だけでなく、「HOTEL ANTEROOM KYOTO」のような、アートが楽しめるホテルやレストランがいくつかある。

HOTEL ANTEROOM KYOTO」に泊まった際には、「ANTEROOM BAR」でアートに囲まれながらお酒を楽しんだり、翌朝は朝食レストラン「ANTEROOM MEALS」でゆったりと朝食をとったり。アートを堪能した後には、そういったホテルのレストランやカフェ、バーなどを訪れて、一緒に行った人とじっくりアート談義に花を咲かせてみてはいかがだろうか。

(*データ)

◆node hotel

 ノードホテル
  • 住所 京都市中京区四条西洞院上ル蟷螂山町461
  • 電話番号 075-221-8800
  • 公式サイト https://nodehotel.com/

◆HOTEL ANTEROOM KYOTO

 ホテル アンテルーム 京都

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