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ハワイ・ホノルル 楽園のいまを旅して

旅行

2023/12/20

どこまでも続く青い海と空、都会的な街並みが溶けあったオアフ島。世界各地からの旅行者を魅了するリゾートエリアのワイキキを中心に、いまだからこそ訪れたいホノルルへ、4泊6日の旅に出かけた。

ライター
取材・文/粟屋千春 写真/熊谷 晃 コーディネート/クルシアーナ雪子
エリア
ハワイ(ホノルル)

Day1 ハワイらしい“いやし”と“食事”で旅モードに

ダミーイメージ

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飛行機は定刻どおり午前中に空港に到着した。ホテルにチェックインするにはまだ早いため、あらかじめ日本で予約しておいた「ナ ホオラ スパ」(写真)へ行き、ロミロミマッサージを体験する。ロミロミとは体と心をいやすハワイ伝統のマッサージのこと。古代ハワイでは秘術とされていたが、ロミロミの施術師だったマーガレット・マシャード氏が広く教えたことで、多くの人が施術を受けられるようになった。施術が始まると、担当のククイ氏が「ストレスがたまっていますね」とひと言。肘から指先まで腕全体を押さえつけるようにして揉みほぐしてくれる。「ロミロミはハワイアンがもつ精神性が大切な要素なんですよ」とククイ氏は教えてくれた。

心身ともに軽やかになり、ワイキキを散策しながらビーチサイドのレストラン「ハウツリー」(写真)をめざす。ハワイらしい料理を堪能し、明日に備えて早めにホテルに戻り、眠りについた。

Day2 ビーチヨガの後は ショッピングを満喫

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2日目は「ヨガ・ワイキキ・スタジオ」(写真)が主催する、ビーチヨガからスタート。砂浜なので最初は足が砂に沈み体が揺れてしまうも、「砂の感触も楽しんで」とインストラクターのデニス氏からアドバイスをもらい、だんだんポーズがとれるように。最後は参加者全員が波打ち際に並んで、足首まで海に浸かり、ポーズをとって深呼吸。波の音、海からの風など、自然との繋がりを感じられる時間だった。

ランチの前にハワイ最大級の買い物スポット、アラモアナセンターへ。事前にチェックしておいた店を巡り、同センターにある「ポケ&ボックス」でポケボウルを注文。近くのビーチで青空ランチを楽しんだ。
夕方からはワイキキ中心部にあるルーフトップバーの「スカイ・ワイキキ」(写真)を訪れた。まずはカクテルで乾杯。酒のつまみにシーフード料理などを味わいながら、刻一刻と変化する空の色や街並みを見つめていた。

Day3 憧れの朝食後は自転車で ダウンタウン方面へ

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3日目は“ピンクパレス”で知られる「ロイヤル ハワイアンホテル」のダイニング「サーフ ラナイ」へ。朝食には「ピンクパレス・パンケーキ」(写真)を注文。「グアバとラズベリーのピューレにビーツ粉を混ぜた生地は、寝かせることでもっちりと仕上がるんです」と広報の明子・スレイトン氏。その言葉どおり、モチモチ感がたまらない。

朝食後はシェア自転車の「ビキ」に乗って、ダウンタウン方面へ。「カメハメハ大王像」など、ホノルルの名所を巡る。
ダウンタウンからアートエリアのカカアコ地区にかけては、おしゃれな飲食店が点在。そのひとつミャンマー料理の「ラングーン・バーミーズ・キッチン」は、野菜たっぷりのメニューで、疲れ気味の胃袋にも優しい。その後はビキの駐輪場に自転車を返却して、「ホノルル・ビアワークス」(写真)で地ビールを堪能。さらにクルーズ船にも乗り、海に沈む夕日を眺めた。

Day4 絶景を眺めてリフレッシュ 最後の夜は優雅なディナー

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4日目は、ベーカリー&ダイナー「リリハ・ベーカリー」からスタート。シュー皮にチョコカスタードを入れ、甘塩っぱいシャンテリークリームをのせた「ココパフ」などを味わった。

朝食後は少し遠出してオアフ島東端の「マカプウ岬」(写真)へ。ゆるやかな上り坂を歩きながら、赤茶けた山肌や青い海など自然の景色にいやされた。 ホノルル中心部に戻り「ホールフーズ・マーケット」でおみやげ探し。オーガニック食材やハワイの自然を取り入れたデザインのエコバッグなどは、自分用にも贈り物にも重宝しそうだ。
最後の夜は、「ハレクラニ」のオーシャンフロントダイニング、「ハウス ウィズアウト ア キー」で締めくくることにした。樹齢100年を超えるキアヴェの木の下で、毎日開催されるハワイアンミュージック&フラのショー、夕景、食事を満喫。心もおなかも満たされる、ぜいたくなひとときを過ごした。

Day5 空港へ行く前にハワイの 定番メニューを堪能

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空港に向かうまで、ホノルルで過ごす残された時間も楽しみ尽くしたいと、「グーフィ・カフェ&ダイン」(写真)で朝食を楽しむことにした。こちらの店は可能な限り地元産のオーガニック食材を使った料理を提供するサーファーズカフェ。アサイーボウルやロコモコなど、ハワイの朝食の定番メニューが味わえる。サーフボードやサーフィンをしている写真などが飾られた店内で、まるで海辺にいるようなさわやかな気分で朝食を満喫した。

もしも旅立つ前におみやげの買い忘れに気付いたら、ワイキキ近くにある「ドン・キホーテ」に立ち寄るのもいいだろう。同店にはバラエティに富んだハワイグッズが揃っている。

あっという間に過ぎていった、4泊6日の充実したホノルルの旅。都会的な街並みやリゾートとしての華やかさ、そして青く澄んだ空と海……。ハワイはいつ訪れても、多彩な魅力が詰まった楽園だ。

※本記事は、『J-B Style2023年冬号』(P22~30)を転載しています。

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