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日常から離れて夏疲れを解消 “都会で至福のおこもり”

癒し

2026/08/28

人生は健康であってこそ楽しめる。健やかに生きていくためには、歳を重ねるほどに心身のメンテナンスが必要だ。 だからこそ、定期的に旅に出て日常に区切りをつけることが大切。場を変えることが養生に繋がるからだ。本連載では毎回テーマを掲げ、最適な滞在先を提案する。第2回は、都会の真ん中で、街の活力を感じながらリフレッシュできる「ジャヌ東京」を訪れる。さぁ、心身ともに豊かになる旅へ。

ライター
取材・文/板倉由未子(トラベル&スパジャーナリスト) 撮影/加部壮平
エリア
東京都 、 京都府

人との繫がりを通し健全な自分を取り戻す

遠出をする時間はないけれど、日々の喧騒から離れてリフレッシュしたい――そう願う人にとって、都会のラグジュアリーホテルは絶好の「隠れ家」だ。簡単にアクセスでき、移動疲れも少なくて済む。近年、ウェルネスに注力するホテルが続々と誕生しているなかで、特筆すべきは、20243月、東京・麻布台ヒルズにオープンした「ジャヌ東京」(冒頭写真)。ウェルネス&スパエリアは都内最大規模の面積となる約4000平方メートルを誇り、ここでしか体験できないアクティビティーが充実している(写真)。姉妹ブランドの「アマン」同様、最高のおもてなしを受けられるが、安息や静穏に包まれるアマンに対し、ジャヌはより遊び心や活気に満ち、人との繫がりを通した歓びを感じられる。

心身の巡りがよくなりエネルギーが復活

チェックイン後ひと息ついたらプールへ。25メートルの温水プールのほか、ラウンジプールやソファもあり、優雅にくつろげる。夕食は中国料理レストラン「虎景軒(フージン)」で、評判のヴィーガンコースを楽しみたい(写真)。代替ミートや精進調味料、野菜ダシを駆使した品々は、やさしく奥深い味わいで満足感もあるが、胃に重くないのがうれしい。部屋に戻ったら、バルコニー(*1)に出て東京の夜景を堪能。余力があればプールエリアへ行き、暖炉の炎を眺めて過ごすのも、心地よい一日の締めくくりとなる。

*1バルコニー「シティビュースイート」と「ジュニアスイート」にはバルコニーはありません。

翌朝は、部屋で彩り豊かなヴィーガン&グルテンフリーの朝食(写真)を満喫。その後、フィットネスジムで、1000種類以上のファンクショナルトレーニングが可能なマシン「アウトレース」(写真)のグループエクササイズに参加する。全身を効率よく強化でき、ほかの参加者と達成感を共有できるのも楽しい。

チェックアウト後、「ハマム(*2) スパハウス エクスペリエンス 2時間」を体験。最初にナッツやドライフルーツを摂りミネラル補給。用意されたアンダーウエアに着替えたら、スチームで満たされたハマムへ移動する。トリートメントテーブルに横たわり体が温まったころ、セラピストが入室。全身に香りのよいブラックソープが塗布され、垢すり手袋を使って角質除去が行われる(写真)。ハマムを出て交互に冷温のバスに入るうちに、自律神経のバランスが整い爽快な気分に。残りの時間は、屋外にあるジャクジーやリフレッシュメントを楽しむ。静と動のバランスがとれた滞在で、身も心も元気になれる。

*2ハマム古代ローマの浴場文化を起源とし、トルコやモロッコ、中東などで独自に発展した伝統的な蒸し風呂。

東京の湾岸、京都にも快適な隠れ家がある

ほかにも推薦したいホテルがある。ひとつめは、昨年7月、東京・浜松町に開業した「フェアモント東京」。空と水辺を肌で感じるホテルのスパでは、月のパワーを受け取るトリートメント「セレニティ」(写真)がおすすめ。「みぎわ」での夕食は、鮨はもちろん大将との会話もごちそうだ。もうひとつは「ギャリア・二条城 京都」。「ウェルビーイング・ルーム」(写真)は、風と光を感じるバルコニーと深くゆったりとくつろげるバスタブが特徴で、健康的な飲料が揃うミニバーや、ウェルネスアイテムの貸出しもあり、「ご自愛時間」も満喫。

心地よい刺激を与えてくれる3つのホテル。疲労回復はもちろん、新たな自分の可能性を発見する滞在となるはずだ。

(*著者プロフィール)

いたくらゆみこ●トラベル&スパジャーナリスト。出版社で女性誌の編集者を経て独立。国内外を巡り、土地に息づく美と健康を主なテーマとし、各種媒体で旅企画やエッセイを執筆。また、イタリア各地の食文化にも精通している。

 

※本記事は、『J-B Style2026年秋号』(P42-45)を転載しています。

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